技術士一次試験に受かった!
次は技術士二次試験に向けて準備したい。
何か対策しておいた方がいいことあるだろうか…。
こんな疑問にお答えします。
技術士の一次試験に受かったら、次は技術士を受けたい!とおもっている方は大勢いるかと思います。
一方で、
いやいや技術士なんて難しいから直ぐにはムリでしょ?
そもそも若いし経験も浅いから難しいのでは?
と思う方がいるかもしれません。
わたし自身もそう思っていました。
学生の時に読んだ資格の本で、技術士は難易度が高く、取得する年齢も40代が多いみたいなのを読んだことがあり、難しそうだな〜と愕然としたことを覚えています。
実際のところどうなのかというと、
技術士補等としての実務経験期間にしっかりと対策しておけば、年齢関係なしに若くしても技術士の二次試験に合格できると断言できます。
理由は、わたし自身30代前半で技術士をとっているのと、同年代の技術士も周りに数名いるためです。
そこで、この記事では共通してやっていることを書いで行きたいと思います。
結論から言うと、共通している特徴で最も重要なポイントは、全員”アウトプット”をしていることです。
そこで、この記事では何をアウトプットしているか?や具体的なアウトプットの仕方について書いていきます。
何をアウトプットしているか
具体的には、共通点として仕事で次のものをアウトプットしています。
- 開発案件に携わり成果を出す
- 学会発表や論文などを投稿する
- 特許を出願する
ここら辺を押さえておけば、技術士試験に望める土台ができてきます。
一方で、いやいやこんなの難しいだろ。。。。と普通はそういう印象を受けるかと思います。
昔の自分もこんな記事を読んでしまったら、さすがにビビってしまいます。
特に若手技術者の方はそう思うかもしれませんが、自分もそうで社会に初めて出た時は右も左もわからない状態です。
そのため、仕事や研究を通じて焦らず少しずつステップアップしながら、経験を積んでいくことをオススメします。
次は、なぜこのアウトプット3つをすると良いのか?について書いていきます。
なぜアウトプットが重要か
アウトプットの重要性について書いていきますが、最初に書籍を紹介させてください。
この本はこの記事を書いている2-3年くらいに少し流行って読んだものですが、この本を読んで振り返ってみると自分がこれまでにアウトプットしたことで成長できたんだと言うことを改めて認識しました。
”知識を詰め込むだけでは成長できない”、”アウトプット無くして成長はない”と言うのがこの本のメッセージです。
内容がかなり腹に落ちると言うか、この本を読むと実際にアウトプットについて行動してみたくなるような内容です。
ちなみに、Amazonで見たときは中古で600円くらいでしたので、非常にオススメです。
本の紹介に偏ってしまいましたが、実際にはこのアウトプットが超重要だと思っています。
理由はこちらです。
- 開発案件に携わり成果を出す
→課題を発見する能力が養われる
→課題を解決する能力が養われる
→課題を解決するためのチームプレーができるようになる
→開発のための専門的な知識が養われる - 学会や論文を寄稿する
→課題を整理する能力が養われる
→人に伝える力が養われる - 特許を出願する
→課題を整理する能力が養われる
→課題を解決する能力が養われる
このような形でアウトプットをするとたくさんのスキルが身につきます。
一方で、アウトプットを進めていく中で仕事をしていくと、必ずと言っていいほど壁にぶつかります。
壁にぶつかるとどうなるかと言うと、次は、その壁を乗り越えようと、もがきだします。
例えばこのような感じです。
・専門的な知識がないので勉強しよう。
・自分では解決できないので人に相談してみよう。
・うまく人に伝わらない。。。どうしたらコミュニケーションが取れるか考えてみよう。
・新しいアイデアを思いつくにはどうしたらいいだろう?知恵を絞るにはどんな方法があるだろう?
このような形で、自分なりに試行錯誤して勉強したり人に助けを求めるようになると思います。
ちなみにこの壁を乗り越えるための、勉強したりしながらもがくと言う行動はインプットになります。
このインプットを経てアウトプットを進めると、自然と自分が成長していると言うことに気づくタイミングがやってくると思います。
これまでこの記事を読んでみてどうでしょうか?
アウトプットやってやるぜ!と言う方もいると思いますし、一方でこれってかなりしんどいのでは?と思う方もいるかもしれません。
この方法は、最初はかなりしんどいです。(最初は自分も失敗の連続で、その度に怒られていました汗)
ですが、アウトプットして行動することで必ず成長できます。
※ちなみに、アウトプットの内容に責任を持ち過ぎ、一人で囲い過ぎてしまうのは逆効果です。
追い込み過ぎて体調を崩してしまうこともあるので、必ず人に相談しながらやることをオススメしています。場合によっては逃げてしまうのもアリです。
以上がアウトプットの重要性です。
いきなり全てをやるのはもちろん難しいので、技術士を目指す中で役に立った小さなアウトプット例をいくつか紹介します。
最初は小さなアウトプットから
成果を出したり何か大きなアウトプットをすると言うのはどうしてもハードルが高いです。
そのため、大きなアウトプットをするための土台となるスキルを磨くために始めに小さなアウトプットをすることをオススメします。
私がやっていた小さなアウトプット例は次のとおりです。
- 書類を率先して書く
- 会議で質問する
- 技術者の手伝いをする
- メモを取る
それぞれについて簡単に書いていきます。
書類を率先して書く
書類は率先して書いていました。特に書いていたのは、圧倒的に議事録です。
議事録なんて雑用じゃないかー。と思う方は半分正解です。
しかしながら、議事録はアウトプットのための重要なツールの一つです。
理由としては、会議では複数の方が多いと思いますが、それぞれの本部長、部長、課長などの役職や営業、技術、開発、管理部門などのそれぞれの役割などを考えて、文章構成を考慮しながら作成する必要があります。
文章を構成するスキルは、筆記試験で使えますし、色々な場面で使えますのでオススメです。
文章を書くことに慣れると、技術士の筆記試験対策やその他の書類作成スキルが備わってきます。
次に書いていたのは報告書です。
これは当時の上司に勧められた本ですが、思考の整理学と言う本です。(こちらも500円くらいなのでオススメ)
文章を作り出す前に物事を考える方法であったり、思考を整理するために文章を一旦寝かせる。と言うことは今でもやっています。
徹夜でいけてる報告書ができたぜ!と思って翌朝上司に見せたらなんでこんなこと書いてあるんだろ?
など思ったことは誰しも必ずあるかと思います。
会議で質問する
会議で質問することも、考える行為が発生するのでアウトプットとするための重要なツールです。
素朴な疑問であったり、何か根本的なところの問題提起でもなんでもいいです。
あまりトンチンカンな質問をしまくるのは良くないですが、最初は難しいので少しずつやっていくといいです。質問するためにどのような知識を身につける必要があるか?を確認するのも重要です。
質問するのは意外と難しいですが、これも本を読んで勉強していました。
齋藤孝先生の本ですが、質問のスキル化について書かれています。(これも500円くらい)
技術者の手伝いをする
身近な技術者や尊敬できる方のサポートをするというのが最も成長につながる近道です。
社会に入ればゼロからのスタートの方も多いと思います。
そこで、既に社会の第一線で既に活躍されている技術者の手伝いをすることで、技術者の方も助かるし、自分自身も知識がどんどん身についてくるという正にwin-winの関係になれます。
技術者の手伝いをしながら、知見を色々聞きだします。
聞いたことを学びながら仕事したり試験したりすることで、自分の血肉になってきます。
これも斎藤先生の本を読んでいて参考にしています。
どのように先輩や周りの技術者のスキルを真似るかと言うのを今でも考えています。
メモを取る
最後にメモを取ることをオススメします。
前は常にノートを持ち歩いで、事細かにメモしまくっていました。
今はPCやスマホにノートをまとめていますが、メモすることで思考の整理や人に伝えるための技術スキルが上がってきます。
これも本のオススメですが、メモに関する本はたくさんあるので合いそうなものを数冊とって読み漁るのをオススメします。
ちなみに自分の場合は、kindle unlimitedで読み放題で斜め読みしたりしています。
まとめ
以上をまとめます。
技術士一次試験に受かったらやるべきことはアウトプット。
焦らずに次のアウトプットをするのがオススメ
- 開発案件に携わり成果を出す
- 学会や論文を寄稿する
- 特許を出願する
まずは小さな一歩として次のアウトプットをしていくがオススメ
- 書類を率先して書く
- 会議で質問する
- 技術者の手伝いをする
- メモを取る
以上が、技術士を目指すための無理せず少しずつ成長していくためのアウトプットの例です。
ご参考になれば幸いです。
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