下水道技術検定3種を受けようかな。
独学で一発で受かるには、どうしたらいいのだろう…
難易度は?勉強時間は?いつからどんな感じで勉強すれば良いの?
といった感じで、調べている方向けの記事です。
いきなり結論から書いてしまいますが、一発で受かるためには、具体的には以下のように過去問を読んで&解きながら頭に入れていきます。
- 1周目:問題集を解かないで読む(理解度30-40%くらいでOK)
↑この時、もう解かなくていいくらい簡単あるいは理解した問題に○、正解した問題に△、間違えた問題に×を付けます - 2周目:問題を解く(理解度50-60%でOK)
↑この時も○、△、×を書いていきます。 - 3周目:2週目で△、×をつけた問題を解く(理解度60-70%)
↑この時も○、△、×を書いていきます。 - 4周目:3週目で△、×をつけた問題を解く(理解度70-80%)
↑この時も○、△、×を書いていきます。 - 5周目:4週目で△、×をつけた問題を中心に解く(理解度80-90%)
※試験前には全ての問題を再確認するといいです。
5周目で理解度は概ね80-90%になるので、合格水準に十分達します。
とはいうものの、それでもやっぱり試験なので不安だなと思うかもしれません。(自分は不安でした)
勉強のスケジュールや勉強時間については、以降に詳細を書いていきます。
(具体的な勉強方法は最後の方に書いてますので、読み飛ばしていただいても構いません)
おすすめの過去問集を載せておきます。(どちらか一冊で大丈夫です)
ちなみに、テキストがついている対策本がありますが、試験に受かることを主目的にされている方には、お金がかかってしまいますので、この記事ではオススメしていません。
下水道第3種技術検定とは
下水道(処理施設、ポンプ施設)の維持管理を行うために必要とされる技術が試される検定試験です。
科目としては、以下のようなものがあります。
下水処理 |
下水、汚泥等の処理に必要な知識を有すること |
工場排水 |
工場及び事業場からの排水ならびに排水が下水道に与える影響に関する一般的な知識を有すること 除害施設の機能及び構造に関する一般的な知識を有すること |
運転管理 |
処理施設及びポンプ施設の運転その他の管理に必要な知識を有すること |
安全管理 |
処理施設及びポンプ施設の安全管理に関する一般的な知識を有すること |
法規 |
下水道関連法規に関する一般的な知識を有すること |
日本下水道事業団HPより
意外に試験項目が多いな。。。という印象かもしれません。
上のリストに書いてある下水処理〜法規についてはもちろん過去問集で網羅されているので、問題集で対応できます。
次はスケジュール関連について書いていきます。
試験日
例年11月に実施されます。(※ちなみに合格発表は翌月にあります。)
難易度
例年、下水道技術検定の合格率は30%で推移しています。(下に表を貼っています)
問題の形式は多肢選択式(60問)です。変動ありますが、60-70%正解すると合格できます。
難易度は低いのですが、とはいえ合格率30%ということで、やはり実際には勉強していないとさすがに合格はできないです。
少しでも不安を減らすための、勉強方法(過去問を繰り返し解く)については後ほど書きます。
実施年 |
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
2019年 |
4,886人 |
1,330人 |
27.2% |
2018年 |
4,910人 |
1,480人 |
30.1% |
2017年 |
5,352人 |
1,690人 |
31.6% |
2016年 |
5,271人 |
1,248人 |
23.7% |
2015年 |
5,310人 |
1,635人 |
30.8% |
https://jqos.jp/koteki/gesuidogijutsukentei より引用
いつから勉強を始めればいい?勉強時間はどのくらい?
勉強は試験日の一ヶ月前から始めれば十分間に合います。(もちろん早いに越したことはないです)
それまでに過去問を手元に用意しておきましょう。
勉強時間はざっくりですが、20時間もあれば十分かと思います。
なぜ20時間以上必要なのか?というのは次の具体的な勉強方法に書いていきます。
どうやって勉強すればいい?
ここからが重要で、具体的な勉強方法について書いていきます。
勉強方法はとてもシンプルです。
くどいようですが、過去問を繰り返しといて、頭に叩き込むのみです。
以下のどちらかの過去問集を1冊やりきれば合格間違いなしです。
どちらかというと上にリンクを貼っているコロナ社のものがオススメです。
(テキストも売っていますが、お金がかるのでこの記事ではオススメしていません)
そして、具体的には以下のように過去問読んで&解きながら頭に入れていきます。
- 1周目:問題集を解かないで読む(理解度30-40%くらいでOK)
↑この時、もう解かなくていいくらい簡単あるいは理解した問題に○、正解した問題に△、間違えた問題に×を付けます - 2周目:問題を解く(理解度50-60でOK)
↑この時も○、△、×を書いていきます。 - 3周目:2週目で△、×をつけた問題を解く(理解度60-70%)
↑この時も○、△、×を書いていきます。 - 4周目:3週目で△、×をつけた問題を解く(理解度70-80%)
↑この時も○、△、×を書いていきます。 - 5周目:4週目で△、×をつけた問題を中心に解く(理解度80-90%
※試験前には全ての問題を再確認するといいです。
5周目で理解度は概ね80-90%になるので、合格水準に十分達します。
とはいえ、不安をできる限り無くしたい方は6、7週もやっておいた方がいいです。
勉強時間はざっくりですが以下の通りです。大体このくらいの時間がかかるイメージです。
- 1週目:6-7時間
- 2週目:4-5時間
- 3週目:2-3時間
- 4週目:1-2時間
- 5週目:1時間
過去問を繰り返し解くことで、だんだんと理解度が高まり解くスピードも上がってきます。
(○をつけた問題も飛ばすので解く問題が減ります)
以上が具体的な勉強方法です。ご参考になれば幸いです。
補足:水処理関連の他の資格
他にも転職や就職で何か資格を取りたいなあ、、、と思っている方もいるかもしれないので、水処理関連の資格をまとめてみました。
水処理エンジニアは他にもこんな資格を持っています。ご参考まで。
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