環境関連・水処理業界に就職・転職したいけど、今のうちに取っておいた方が良い資格ってなんだろう?就職や転職に有利な資格はあるんだろうか??
こういった疑問にお応えします。
ちなみに、この記事を書いているのは環境関連の業界でかれこれ10年以上働いているエンジニアです。
採用のサポートなどもしているので、できるだけ具体的にお伝えしようと思います。
環境関連・水処理業界で働くために必要な資格
結論から言うと、新卒の場合は資格は不要!です。
理由はシンプルで、就職したのちに会社で必要な資格を取れるからです。
但し、ライバルを差をつけるために有利になる資格はあります。
水処理業界での就活を進める上で、資格を取っておくことは必ずプラスになります。
中途の方の場合は、これまでの経験としてエンジニアの場合は資格はあるに越したことは無いです。
エンジニアとして転職する場合は、資格は採用する側から見たら合否の判断材料の一つになることは間違い無いです。そのため働いているうちに取れるだけ資格は取ってしまった方が良いです。(手当もある会社も多いと思います)
資格を持っていれば持っているほど、食いっぱぐれることは無いかもしれません。
それでは具体的な資格について書いていきます。
資格の種類
こちら↓は、環境関連・水処理関連のエンジニアが保有する資格の一例です。
このような感じで非常に多くの資格があります。
- 技術士
- 環境計量士
- 公害防止管理者
- エネルギー管理士
- 電気主任技術者
- 浄化槽技術管理者
- 浄化槽管理士
- 水道浄水施設管理技士
- 水道技術管理者
- 下水道技術検定
- 下水道管理技術認定試験(処理施設)
- 廃棄物処理施設技術管理者
- 作業環境測定士
- 危険物取扱者
- ボイラー技士
- 機械保全技能士
- 第1種衛生管理者
新卒向け:ライバルに差をつける資格は?
上記の資格には経験年数が必要なものがあるため、誰でも受験できるものをピックアップしています。
技術士(一次試験)
プラント設計エンジニアを目指す場合は取っておいたほうが良い資格です。
難易度もそこまで高く無いため、学生のうちに取ることをお勧めします。
但し、JABEE制度の認定を受けている大学の場合は、卒業と一緒に取れる大学もあるので、資格としての優位性はそこまで高くないです。一方で、逆に資格試験を受けている場合は、やる気があるとみられる可能性も若干ですがあります。
公害防止管理者
プラント設計や維持管理系エンジニアを目指す取っておいたほうが良い資格です。
難易度は少し高めですが、地道に勉強すれば取れる資格です。
学生でこの資格を持っている人は少ないと思いますので、他の方との差別化が図れると思います。
下水道技術検定(3種)
維持管理系エンジニアを目指す場合は取っておいた方が良い資格です。ちなみに営業の方も勉強のため取る人もいます。
難易度は易しいので、勉強時間を考えても取っておいても損はないと思います。
履歴書に書いておいて、質問されたら「水処理業界で働きたい勉強して取ってみました!」と答えると印象が良いです。
(この受け答えは、あくまでも水処理会社で公共事業向けの会社に有効です。民間事業向けの会社の場合は下水事業がメインでないのであまりお勧めしません。「うちは下水あまりやってないよ?」と言われてしまう可能性があります)
中途向け:転職に有利な資格は?
中途の方は、現状の業務の延長線上で取れる資格を目指されると思います。
技術士(二次試験)
難易度は高いですが、設計や開発エンジニアの方であれば取得した方が良いです。
マークシート以外に、筆記試験や面接があるので色々と対策が必要です。
公共事業の場合は、経審の加点対象になるので、優位になる場合があるかもしれません。
環境計量士(濃度・水質)
こちらも難易度が高いですが、開発エンジニア、センサーメーカーへの転職、維持管理系エンジニアで水質分析業務をしている場合は取得した方が良いです。
公害防止管理者
プラント設計や維持管理系エンジニアを目指す取っておいたほうが良い資格です。
難易度は少し高めですが、地道に勉強すれば取れる資格です。
学生でこの資格を持っている人は少ないと思います。
エネルギー管理士
こちらも難易度が高いですが、消化処理設備や焼却関連の設計や感想設備の設計・開発エンジニア場合は取得した方が良いです。
まとめ
今回、環境関連・水処理会社でも業種やその会社のターゲットの違いにより必要な資格は変わってきますが、水処理業界で働く上で持っていても損はない資格を挙げました。
以上、水処理業界に興味を持った方のご参考になれば幸いです。
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