ご紹介するのは、私が技術士を受けるときに失敗談を先輩社員の方々から教えてもらいました。自分自信かなり参考になったので、読んでいる方にもご参考になればと思います。
ちなみに失敗要因を先にまとめると次のとおりです。
- 試験官と言い争いになってしまった
- 質問に答えられなくてテンパってしまった
- 技術者倫理の項目について点数が低かった
それでは、それぞれの事例についてもう少し具体的に書いていきます
職人気質の先輩ベテラン社員Aさん
要因は、試験官と若干ケンカっぽくなってしまったとのことでした。
聞いた時は、そんなことあるのかとビックリしましたが、その方自身職人気質という感じでした。
こんなエピソードは意外に技術士の”口頭試験あるある”かもしれません。
記述式の成績がB判定があったということだったので、そこを面接官に突っ込まれて、自分の想いと試験官の質問とがぶつかってしまったのではないかと想像します。
(ちなみに、その後3回目くらいで受かったそうです)
知識は豊富だけども面接が苦手な中堅社員Bさん
次の要因は、テンパってしまった事例です。
自分の専門外のところを質問された時に、上手く回答できなかったため、後に続いた普段なら答えられる質問にもうまく答えられることができなかったと言ってました。(翌年受かったそうです)
自分の場合もそうですが、若干高圧的な面接官の場合若干びびってしまうのがあります。その時に予期していなかった質問や回答できない質問が来た場合はかなりテンパってしまします。
技術力・コミュ力が高い中堅社員Cさん
最後3つ目の要因は、技術者倫理の項目の点数が低かった事例です。
こちらは、技術士の口頭試験の内容ですが、技術士としての適格性のところの点数が低かったとのことです。
中堅社員Cさんは技術的な知識とコミュニケーション力が半端ない方なのですが、技術者倫理のところを落としてしまったと言う感じです。
ちなみに、こちらは口頭試験の試験項目と配点です。このうち一つでも60%を切ってしまうと不合格になります。
- 技術士としての実務能力 (コミュニケーション、リーダーシップ )30点
- 技術士としての実務能力 (評価、マネジメント )30点
- 技術士としての適格性 (技術者倫理)20点
- 技術士としての適格性 (継続研さん)20点
それでは次に、これらの具体的な失敗事例を踏まえた口頭試験の対策について書いていきます。
口頭試験の対策ポイント
結論として、口頭試験の対策のポイントはひとによって異なります。
失敗談からまとめると、主にこんなタイプに分かれます。
- 職人気質Aさんタイプ:
自信があったけど記述式がB判定だった方
- 面接不安Bさんタイプ:
技術的なところは普段はなんでも答えらるけども、試験で本当に答えられるかどうか不安な方
- オールマイティCさんタイプ:
記述式がA判定で、かつ、面接などしゃべるのが得意な方
それぞれについて対策を書いていきます。
職人気質Aさんタイプ
記述式でB判定の方は面接官に突っ込まれるので、試験に臨む前に、一度頭を真っ白にしてなぜBだったのかを辛いですが分析して臨むと良いと思います。
あとは、下で書いているようなチェックリストを押さえておくと良いです。
面接不安Bさんタイプ
例えばこちらは、口頭試験の直前対策についてまとめたもので、こういった本がいくつかあります。なので、複数冊読み漁って自分に合った対策のポイントを掻い摘んで対策すれば値段的に絶対損はないです。
あとは、口頭試験対策でセミナーをやっているところもありますので、めちゃくちゃ不安という方は、セミナーで疑似体験することをおすすめします。(実は自分はこのタイプでセミナー行きました)
オールマイティCさんタイプ
基本的には、中堅社員Cさんのように、技術的な経験と知識が多く、喋るのも得意だよ。と言う方は、技術者倫理の最低限必要な項目と業務経歴書で書かれそうなポイントをリストにして覚えておきましょう。
対策としては、想定問答集を作るだけでOKだと思います。
こちらの本に想定問答集の作り方があるので、本自体安いので買ってしまうか同様にkindle unlimitedを利用するのが良いです。
まとめ
以上をまとめると、口頭試験に向けたパターン別の対策は次のとおりです。
- 自信はあったが記述式がB判定だった方:
→一度頭を真っ白にして、なぜB判定だったかを分析してから試験に臨む
- 面接がとにかく不安な方:
→本を読んで少しでも不安材料を無くす
→それでも不安であればセミナーに行く
- オールマイティで何とかなると思ってる方:
→よくある質問リストを作って試験に臨む
以上、ご参考になれば幸いです。
コメント